5.JAN.2021
マスク人間の街並み
前からすれ違う
多種多様な
マスクたち
その佇まいは
使い手の価値観を
そのまま
表しているかのよう
たった1枚の
影響力・存在感は
スゴイなぁと
感心する
マスク人間
としての自分もまた
顔の半分近くが
隠れるくらいの
大きな価値観をつけて
コロナ禍を生きている
石鹸で糊落とし
煮沸10分
真っさらを
熱いお湯に通す
クラッカーの
コットンマスクは
そこからのはじまり
無垢の綿布を
ギュと縮めて
予定のサイズと対面
おろしたてマスクは
ちょっとした
コシがあるので
うまく馴染むまで
ゴム紐の調整を
活用してみたりする
日に日に
自分のモノに
なっていく分身感
ふと思う
自分とデニムの関係に
ちょっと似ている? かも
いや もしかすると
このご時世に限っては
もっと密接な関係性
もはや
なくては困る存在
日々の
ウィルス駆除にも
手洗い + 煮沸 は
欠かせない
近頃は
ひと手間の
仕上げ が加わった
パリッとした
洗いたてマスク
1日のスタートが
気持ちよくて
その感覚を
イメージしながら
プリーツ1日分の
形状記憶を
手アイロン30秒で
つくりあげる
トータル15分程度が
長いのか短いのか
今日から明日へ
リセットと準備の
重要な時間
時間がなくても
飛ばさない
誰にも任せない
清潔で
キリッと凛々しい
その子に
さりげなく
しっかりと
背中を
押されながら
毎日を
つつがなく
爽やかに過ごせている
追記
新型コロナウィルス感染
拡大への不安を
できる限り取りのぞく
自分たちが
今できるコトとして
手がけたマスク
うつさない
= 飛沫拡散を減らす
意識した効果が
もうひとつ
うつらない
= 吸い込みを抑える
正しく装着すれば
高密度の綿布(2重)は
それなりの役目を
果たすのではないか?
願望と期待
実証のない仮説は
ここだけの話